人文論集: 静岡大学人文学部人文学科研究報告, Issue 45, Part 1静岡大学人文学部, 1994 |
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... 記述は簡単で短く、専門外だった貿易や軍事力に関する記述も概して淡白である。従ってコトシーヒンの著述はスエーデン政府の要望によるものであるとしても、全体プランや内容をスエーデン政府に指示されたとか、雇い主の喜ぶような材料を選んだということ ...
... 記述は簡単で短く、専門外だった貿易や軍事力に関する記述も概して淡白である。従ってコトシーヒンの著述はスエーデン政府の要望によるものであるとしても、全体プランや内容をスエーデン政府に指示されたとか、雇い主の喜ぶような材料を選んだということ ...
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... 記述作用を垣間見たのである。岩隈敏氏も、同様の方向に議論を展開し、久保氏が「感性論」から取り出してきた〈私〉と空間のあり方を、「演繹論」に出てくる「線を引く」という「運動」についての議論へと繋げて、「超越論的身体」について語ろうとして ...
... 記述作用を垣間見たのである。岩隈敏氏も、同様の方向に議論を展開し、久保氏が「感性論」から取り出してきた〈私〉と空間のあり方を、「演繹論」に出てくる「線を引く」という「運動」についての議論へと繋げて、「超越論的身体」について語ろうとして ...
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... 記述や分類を超えた社会学、すなわち因果的社会学の最高目標とみなしているのは、人間集団の全生活内容を決定する理念的かつ実在的な〈社会学的〉規定因子、すなわち人間の諸関係、関係様式、集団化に制約された諸因子の作用に関する最高の序列法則を認識 ...
... 記述や分類を超えた社会学、すなわち因果的社会学の最高目標とみなしているのは、人間集団の全生活内容を決定する理念的かつ実在的な〈社会学的〉規定因子、すなわち人間の諸関係、関係様式、集団化に制約された諸因子の作用に関する最高の序列法則を認識 ...